一級建築士のリンク集 建築計画5〜色彩

■建築計画5■〜色彩

■色と色彩

・色の認識には光、物体、眼の3つの条件が必要である。光源からの色光を「色」、物体の表面の色を「色彩」という。色と色彩は区別。

・赤いリンゴは、赤の光線を反射し、それ以外の光線を吸収する。反射された赤の光線が眼の中の視覚細胞を刺激することで赤く見える。


●赤・緑・青紫は「光の3原色」と呼ばれ、赤紫・黄・青緑は「色彩の3原色」と呼ばれる。


・光源の種類によって物体の色が違って見えるので、正確な評価をするためにJISで標準的な光源が規定されている。


■色相・明度・彩度

・色相(ヒュー:Hue)は、色合いの違いを示す色味。

・明度(バリュー:Value)は、明るさの程度を表す。明度が最も高い色は白で、最も低い色は黒。

・彩度(クロマ:Chroma)は、色の鮮やかさを表す。灰色を含まない鮮やかな色は彩度が高く、灰色を含んだ濁った色は彩度が低い。

■マンセル表色系

・色を表す体系を表色系

・色相、明度/彩度の順で示される

例)5R4/14

5Rは色相、4が明度、14が彩度を意味する


★マンセル色立体

・円の周にあたる部分が色相で、縦軸にあたるものが明度、円の半径にあたるものが彩度

・マンセル色立体を平面に切ったものが、マンセル色相環である。環の外の数値が色相の度合いを表す。環の対角線上に位置する2色は補色関係で、その2色を混合すると無彩色になる


純色
→各色相において、彩度が最高の色

色相環
→色相を円形(環状)に表したもの

補色
→ある割合で混合すると無彩色になる関係にある2つの色


●有彩色

・赤や緑のような色合いをもつ色のこと


●無彩色

・白、灰、黒といった色合いをもたない色のこと



■オストワルトの表色系

・理想的な黒、理想的な白、理想的な純色の3つの量を混合し、その比率で色を表す

黒色量+白色量+純色量=1



■CIE(国際照明委員会)の表色系

・色光の3原色(赤、緑、青紫)を混合することによって、すべての色と等しい色をつくることができる。物理的な刺激と心理的な反応との関係を捉えたもの

・色度点間の距離が等しくても、人間の感覚的な差は必ずしも等しくない



■色の効果

●寒暖感

・寒暖感は温度感ともいい、色相による影響が大きい。寒色と暖色とは、3℃程度の寒暖差がある。

中性色
→寒暖感が感じられない色。赤紫〜紫、黄緑〜緑


●距離感

・この距離感は、色相と明度に大きく左右され、建築空間の造形における表現効果に大きく影響


●膨張感

・明度の影響が最も大きく、明度、彩度とも高いほど膨張して見える


●重量感

・膨張色は軽く、収縮色は重く感じる。室全体を暗めの色彩で仕上げると重厚な雰囲気になり、明るく仕上げるとカジュアルな雰囲気になる



■対比効果

継時対比
→時間差による見え方の違い


補色残像
→ある色を見た後に、白色を見ると、はじめ見た色の補色が感じられる現象


色相対比
→色相の異なる2色を重ねて見ると、色相がずれて見える現象


明度対比
→同じ色でも対比される2つの色の明度の違いによって、明るさが違って見える現象


彩度対比
→同じ色でも背景の彩度によって、鮮やかさの感じ方が変わって見える現象


補色対比
→補色を並べてみると、色相にずれを生じないで、互いに彩度を高めあって、鮮やかさを増す現象


・同じ条件下での色の見えやすさの度合いを視認性という。対象と背景との明度の差が大きいほど視認性が高い

・たくさんの色の中でのみ立ちやすさを誘目性という。高彩度の暖色系は誘目性が高い。


面積効果
→大きな面積の色は、小さな面積の色に比べて、明度、彩度ともに高く感じる。


安全彩色
→赤、黄赤、黄、緑、青、赤紫の6つを安全色といい、白、黒の安全対比色から構成されている。


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