一級建築士のリンク集 建築計画8〜熱・結露

■建築計画8■〜熱・結露

■熱の伝わり方

・熱(エネルギー)は、高温部から低温部へと移動する性質がある


熱伝導
→物質(固体)の中で熱が移動する現象

熱対流
→水や空気などの流体は、そのもの自体が熱をもって移動する現象

熱放射
→熱は物体と物体の間の空間を、電磁波(熱線)によって伝わる


・熱の流入、流出による一連の熱量の移動を熱貫流という

・熱伝達率とは、単位面積当たりの温度を1K上昇させる熱量である

・熱伝導率とは、単位長さ当たりの温度を1K上昇させる熱量である

●熱の伝わりやすさ

金属系>土石系>木材系>繊維材料系

・繊維材料のグラスウールは、熱を伝えにくいことから断熱材として使用されているが、水分を含むと断熱性能は低下する

・空気層の断熱効果は、空気層の厚さが2〜4cm程度までは増加するが、それ以上は少しずつ減少する



■熱の種類

・顕熱とは顕在した熱、つまり温度計に表れる熱のことである

・潜熱とは水分蒸発のように温度の変化を伴わないで、状態が変化する(液体→気体)場合の熱

・顕熱と潜熱を合わせたものを全熱という


熱損失
→熱が奪われるという現象


熱損失係数
→各室の伝熱及び換気・すきま風等による熱損失の合計を求め、これを床面積と室内外の温度差で割ったもの。熱損失が大きいほど、熱損失係数も大きくなる。



●熱容量=質量×比熱

・熱容量が大きいということは、暖まりにくく、冷めにくい


熱容量
→物体の温度を1K上昇させるのに必要な熱量

比熱
→1kgの物質を1K上昇させるのに必要な熱量


・熱容量が大きく断熱性が高いほど、熱的性能が良い



■結露

・空気中に含まれていた水蒸気が水滴なって付着するもの。目に触れるような表面にできる結露を表面結露、壁の内部に発生する結露を内部結露という。

・水滴によって、カビ、錆などを生じ、建物の耐久性や居住性を損ねる


ヒートブリッジ
→外壁と内壁の間に局所的に熱を通しやすい部分(鉄骨がある場所など)のこと。このような場所は結露しやすい。

・建物の出隅部分は、外気に面する面積が広いことから結露を生じる可能性が高い。


●表面結露対策

・室内側の壁面に表面温度が低くならないように壁体の断熱性能を高め、室内の表面結露を防止する

・断熱強化は防寒・防暑設計に関連して省エネルギーにもつながる

・室内の水蒸気発生を抑制し、絶対温度を下げ表面結露を防止する

・壁体表面の空気流動を良くして空気を滞納させないように工夫する



●内部結露対策

・壁体内部の温度が、露点温度を下回る場合に内部結露が発生する。

・防湿層を設けて壁体内に湿気を進入させないようにするには、防湿層を高温高湿の室内側に設ける

・外断熱は室内側に断熱材を設けるもので、内部結露を防止できる。省エネルギーには効果があるが、施工のコストは高くなる。

・空気層に接する部分にアルミ箔を入れると断熱効果が向上する。空気層の片側に、アルミ箔を貼った断熱材は安価で効果的



乾球温度
→一般的な温度計で示される温度


絶対温度
→湿り空気中に含まれる水蒸気の質量と乾き空気量の質量比で表され、重量絶対湿度ともいう


相対湿度
→ある温度における飽和水蒸気量に対する実際に含まれている水蒸気の割合


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