一級建築士のリンク集 建築施工5〜鉄筋工事

■建築施工5■〜鉄筋工事

●鉄筋工事は、型枠工事およびコンクリート工事とともに、鉄筋コンクリート造の構造体を構築するために重要な工事


■鉄筋コンクリート造の原理

・鉄筋コンクリート造は、圧縮力に強いが引張力に弱い


■工事手順

1・墨出し
→コンクリート打設後は最短でも1日養生してから行う。1m返りの基準墨を出してから小墨を出す。

2・柱筋の組立
→柱主筋には、あらかじめフープ筋を差し込んでおく

3・設備配管類の取り付け

4・柱型枠の建て込み
→柱筋の検査後、パネルの建て込みを行い、セパレーター・ホームタイなどで固定

5・梁型枠の組立
→梁底パネルを柱の仕口に乗せ、サポートで押え、側パネルをセットして固定

6・壁筋と壁型枠の組立
→片側の壁型枠に沿って壁配筋を行い、設備配管後、返し壁型枠を組み立てる

7・スラブ型枠の組立

8・梁、スラブ筋の組立
→梁配筋完了後、梁配筋を型枠内に落とし込み、スラブ配筋を行う

9・コンクリート打設
→ポンプ車から遠い場所から近い場所の順で打設する

★柱は帯筋(フープ)、梁はあばら筋(スターラップ)で主筋と結束する

・帯筋(フープ)は、柱の四隅の主筋を全数確実に結束し、フック位置は交互となるように取り付ける

異形棒鋼
→異形鉄筋と呼ばれ、使用されるほとんどそれである。コンクリートに対する付着強度を高めるため、表面に突起をつけた鉄筋。

・鉄筋の加工は常温加工で行う


常温加工=冷間加工

加熱加工=熱間加工


バーベンダー
→鉄筋を曲げ加工するための機械。ベンダーともいう。


・鉄筋の結束はなまし鉄線をたすきにかけてハッカーで結束する。結束線の端部は怪我防止、かぶり厚確保のため中心方向に折り曲げる。

・急熱、急冷現象(焼き入れ現象)を起して脆くなるため、鉄筋の加工や組立でガス切断や溶接を用いない


鉄筋のあき寸法

・鉄筋径が19mm以下の場合は粗骨材により決定し、22mm以上の場合は鉄筋径により決定する



鉄筋のかぶり厚さ

・コンクリートの耐久性・耐火性・強度上の点から、かぶり厚さの確保は重要である

・柱は帯筋の外側から、梁はあばら筋の外側からコンクリート外面までの距離がかぶり厚さである

・捨てコンクリートの部分は含まない

・検査時期はコンクリート打設前で、距離はスペーサーを使って確保し、設計かぶり厚さは施工誤差を見込んで最小値に10mmを加える

・杭基礎のベース筋までのかぶり厚さは杭頭からの最短寸法で表す

・補強筋を入れるときは、補強筋のかぶり厚さを確保できるように気をつける

・防錆上、かぶり厚は重要であるが、かぶり厚さが大きすぎると断面性能が落ち、弱くなる


定着

・鉄筋の継手および定着長さは、鉄筋の種類、コンクリートの圧縮強度により異なる

・定着にはフックの長さは継手長さに含めない。また、細いほうの鉄筋径の倍数とする


継手
→部材相互をその材軸方向(長手方向)に継ぐ場合の接合部分

定着
→必要な長さをコンクリートに埋め込んで固定すること


・継手位置は1ヶ所に集中させず、交互にずらす

・梁の主筋を柱内に定着するとき、柱の中心線を超えた位置で折り曲げる



■ガス圧接

・ガス圧接は、接合しようとする2本の鉄筋を突き合わせておき、接合部を酸素・アセチレン炎で加熱し、適切な温度に達したとき圧力を加えて接合する方法

・圧接部分から10cm程度余熱を与えるので急熱急冷とはならない

・ガス圧接は溶かしてくっつけるのではなく、再結晶温度で赤らめて、鉄筋相互の原始が再結合することにより一体となる接合


ガス圧接部の形状

1・圧接部の膨らみの直径は鉄筋径の1.4倍以上

2・圧接部の膨らみの長さは鉄筋径の1.1倍以上

3・圧接部の鉄筋中心軸の偏心量は鉄筋径の1/5以下

4・圧接面と膨らみの中央とのずれは鉄筋径の1/4以下

・上記3番と4番が規定より大きい場合は、切取り再圧接とする

・上記1番と2番が規定より小さい場合、及び圧接部に著しい曲がりを生じた場合は、再加熱とする

★倒壊防止のため圧接部継手の位置を揃えてはならない


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