一級建築士のリンク集 建築施工7〜コンクリート工事

■建築施工7■〜コンクリート工事

・コンクリート工事は、組み立てられた型枠にまだ固まらないコンクリート(フレッシュコンクリート)を流し込む工事であり、欠陥を生じさせることなく、内部の鉄筋の位置を保持しながら、設計された形に打ち込み、固まった後のコンクリートが計画した強度や耐久性をもつように工事する


■工事の流れ

1・調合、製造
2・運搬
3・受入れ検査
4・打設、養生


水+セメント=セメントペースト

セメントペースト+細骨材(砂)=モルタル

モルタル+粗骨材(砂利)=コンクリート


・水の60〜70%は蒸発する。残りの30〜40%がコンクリートの凝結に使用される

・コンクリートに含まれる塩化化合物含有量の総量は0.3kg/m3以下とする

・寒いとコンクリートの強度の発現が遅くなる

・水セメント比によりコンクリート強度が決定する

沈み(ブリーディング)
→凝結前に水とモルタル成分が分離する現象

絶乾密度
→絶対乾燥時の質量を、そのときの容積で除した値

AE材
→コンクリートの品質を変えるために用いられる混和材料。微細な気泡を発生させることによって、ワーカビリティーを良くし、耐久性などを向上させる。気泡が入る分強度は低下するが、ワーカビリティーがよくなることによって単位水量を減らすことができ、強度は変わらないと見ることができる。


・AE材を使用すると、耐凍害性は10倍になる

・寒中コンクリートでは必ず使用する

・水は凍結すると、体積が9%増加する



■コンクリートの調合

設計基準強度
→構造設計時、設計者が採用するコンクリートの強度

呼び強度
→生コン工場に注文するコンクリート強度

調合強度=F28
→工場でコンクリートを製造するときに目標とする強度


・高強度、高流動コンクリートについては、外気温にかかわらず120分以内で練り混ぜから打ち込みとする


コールドジョイント
→先に打設した層のコンクリートが硬化し始めた後、次の層が打ち継がれることによって生じる不連続的な接合面。


コンシステンシー
→主として水量による変形・流動に対する抵抗性

ワーカビリティー
→作業が容易にできる程度

ブリーディング
→コンクリート中を水が上昇する現象

レイタンス
→ブリーディングに伴って表面に微粒物が薄層となって沈積したもの

エフロレッセンス
→大気中の二酸化炭素によって表面に白く折出したもの


強度検査

1・使用するコンクリート
→150m3、またはその端数につき1回行い、1運搬車から3共試体を採取、プラント・メーカー責任範囲

2・構造体コンクリート
→150m3、またはその端数につき1回行い、3運搬車から1つずつ3共試体を採取、ゼネコン責任範囲


現場封かん養生
→コンクリートの強度を求める強度試験のための共試体の養生方法の1つ。共試体の水分を逃さないようにビニール袋などで密封し、日影で養生する。打設したコンクリートから切り取ったコア共試体と同レベルの共試体とみなされる


スランプ試験
→コンクリートのワーカビリティー(施工軟度)を知るための試験方法


・荷下ろし直前にトラックアジテーダーを高速回転させてコンクリートを均一にする

・運搬、打ち込みの際、コンクリートに水を加えてはならない

・コンクリートポンプはピストン式かスクイーズ式のものを使用


ピストン式
→コンクリートをピストンで押し出す方式

スクイーズ式
→コンクリートを回転でしぼり、送り出す方式


・ポンプ車を道路上にセットする場合は、事前に道路使用許可申請を警察署長に届けなければならない

・ポンプは結束した鉄筋を乱したり、型枠に損傷を与えないようにウマを介して配管する


シュートによる打設

・シュートは縦型のフレキシブルシュートとし、原則として垂直シュートとする。斜めシュートはコンクリートを分離させやすいので、勾配は30度以上とする


バケットによる打設

・生コン車からバケットにコンクリートを投入し、クレーン等により打設場所に移動し、バケットの底のふたを開け、型枠内にコンクリートを流し込む



壁内へのコンクリート打設

・壁の高さの1/2から2/3程度まで、ほぼ水平に打ち込む
・壁の梁下端まで打ち込む
・沈みが落ち着くのを待って、梁・スラブを連続して打ち込む


内へのコンクリート打設

・一度スラブや梁で受けて、柱内へ打ち込む
・直接打ち込む場合は、落下高さを低くする


締固め

・バイブレーターの先端は、鉄骨・鉄筋・埋込み配管・金物などに、接触させない。加振時間は目安は1ヶ所につき5〜15秒程度とする


バイブレーター
→コンクリート棒形振動機は、コンクリートを締め固める機器である


タンピング
→床のコンクリート打設後、タンパーでコンクリート表面をたたくこと。コンクリートを密実にし、亀裂や鉄骨の浮き上がりを防ぐ


・コンクリートの打込み後、1日間は歩行、作業をしてはならない


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