●あらかじめ工場などで製作された壁板や床板などのプレキャスト鉄筋コンクリートの建築部材を、現場で取り付ける工事である
ウェットジョイント →後打ちコンクリートまたはモルタルそのものの応力伝達によってプレキャスト部材どうしを接合する接合方式
ドライジョイント →後打ちコンクリートまたはモルタルを介さずに、溶接接合または機械的接合された鋼材などの応力伝達によって、プレキャスト部材どうしを接合する接合方法
プレキャストコンクリート(Precast Concrete)は、工場などであらかじめ成型されたコンクリート製品を製作し、現場で組立や設置を行う工法、もしくはその製品を指す。また、単にプレキャストと略して呼ぶこともある。
一般にコンクリート構造物は、建設現場において型枠を設置し、コンクリートを打設して造られる。これを場所打ち工法または現場打ち工法と呼ぶ。これに対し本工法では、専用工場においてあらかじめコンクリート製品を製作した後、現場へ運搬して設置を行う工法である。頭文字から、PCもしくはPCaの呼称が用いられる。小文字のaを付加するのは、同じくPCの略称が用いられるプレストレスト・コンクリートと区別するためである。
また、プレキャスコトンクリート製品は、しばしば運搬可能な大きさに分割されることがあり、分割された製品をプレキャストセグメントと呼ぶ。
専用工場で製作されるため、天候に左右されることなく、高い品質のコンクリート製品が得られる。
工場では型枠を規格化し、鋼製型枠とすることにより、繰り返し使うことができる。木製型枠の使用が原則で、繰り返し使うことが難しい場所打ち工法に比べ、森林資源の浪費を抑えることができる。
■製作手順
1・型枠の組立
2・剥離材の塗布
3・サッシ、タイル、石などの取付け
4・配筋
5・ファスナーの取付け
6・コンクリート打設
7・前養生
8・蒸気養生
9・脱型
10・脱型後の養生
11・運搬
・PC部材の組立作業には、作業指揮者(チームリーダー)を任命する
・風荷重を配慮し、風速が10m/s以上になったら作業を中止する
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